嫌われるのが怖い
怒られるのも怖い
たぶん、ちょっと過度に怖い
⭐︎
ぴょん吉のメンヘラは
恋愛に限ったことではない
月に一度くらい
メンタルが落ちるのは
もうお約束
PMS(月経前症候群)ではないし
月の満ち欠けも関係なさそう
というか原因は気づいている
トラウマとかフラッシュバックとか
たぶんそういう類のものだろう
⭐︎
小学校の高学年の頃から
たしか期間は2年くらい
人間関係のトラブルで
けっこうしんどい経験をした
教室でクラス全員で
輪になって座るとき
ぴょん吉の両隣は少し
スペースが開けられる
他のみんなはつながっている
唯一の大人である
先生は味方ではない
一度じゃなくて
何度も味わったあの孤独感が
大人になっても顔を覗かせる
⭐︎
ちょいとストレートに書いてしまうと
小学校の同級生のことは大嫌い
悪いことした奴らも嫌いだし
見て見ぬふりをした人も嫌い
もう一生会いたくない
お前らのせいで自殺したって
遺書を書いて死んでやろうと思ったし
やつらを見返したくて
大学も会社も選んだ
のどかな田舎で育ったうさぎに
猛勉強させるほどの
激しい復讐心だった
⭐︎
中学生になっても
高校生になっても
大学生になっても
社会人になっても
ぴょん吉の定期的なメンタル落ちは
治らなかった
いい加減どこかで気づいて
カウンセリングに行きなよ!
って思うかもしれないんだけど
思春期からずっとだったから
そういうものだと思ってた
実家にいた頃は
親に心配されないように
お風呂で静かに泣いた
一人暮らしをしてからは
大粒の涙で声を上げて泣いた
ぴょん吉の人生は泣きうさぎだった
⭐︎
ぴょん吉は
父うさぎと母うさぎに
自分がつらい思いをしていることを
言えなかった
なんでだろう?
心配かけたくなかったんだろうな
思えばこの頃から
結構、1人で背負いがちだった
でも、たぶん
話していたら
全力で助けてくれたと思う
最近ときどき、目をつぶって
ぴょん吉を助けに
父うさぎと母うさぎが
学校に来てくれることを想像している
助けてくれてありがとう
なかなか言えなくてごめんね
⭐︎
心理学を勉強して
はじめて知ったんだけど
復讐心があると幸せになれないんだって
自分をいつまでも
可哀想な被害者にしちゃうから
可哀想な人は幸せじゃないでしょ?
あの頃のことを思い出すと
落とし穴どころか
底のない闇に落ちそうだったけど
激しく持っていた復讐心は
色々やって、もう手放した
⭐︎
なんで、今
このお話を書いてるかというと
久しぶりにメンタル落ちがやってきた
そう、久しぶりなんだ
最近はあんまり泣いてないし
ちょっと今までとは違うことを
考えている
“人に嫌われても
自分を愛する人生を”
ひとりぼっちになるの怖かったから
嫌われたり怒られたりしないように
人の機嫌をとって生きてきたんだけど
自分のことを
前より大切に思えているからか
誰かに嫌われたとしても
自分らしい人生を送らせてあげたいな
って思うようになった
こわいけどね
ぴょん吉のこと嫌い!
って人が現れたら
自分らしく生きれてる証拠
こわいけどね!🐰
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